香道が正式な作法を元に楽しむようになったのは、室町時代の東山文化の頃からと言われています。
香道では香りを嗅ぐ事を「香りを聞く」と表現します。そして香りの表現は味覚の名称である「辛・甘・酸・鹹(しおからい)・苦」で表します。 また、その含有樹脂の質と量の違いから「伽羅・伽羅・真那伽・真南蛮・佐曾羅・寸聞多羅」の6種類に分類し、六国(りっこく)と言います。香道はこの違いを楽しむものです。
又、四季それぞれに楽しみ方のルールが分かれています。和歌のストーリに合わせてお香を組み合わせていくものや、一度聞いた香を当てるゲームなど多彩なルールで楽しみます。
香道を知らない人は、香木に火を付けて匂いを嗅ぐものだと勘違いをしていますが、実際は香木に火をつけません。聞香炉に灰と炭団を入れ灰をかたち作り、その上に銀葉という雲母の板を乗せます。そして薄く切った香木を熱し、香りを発散させます。聞き手(香りを嗅ぐ人)は聞香炉上部を手のひらで覆い、手の甲に鼻を近づけて楽しみます。